2016年8月19日(金) 肥塚
リオも終盤。
日本のメダル獲得が続々と報じられ、
彼ら彼女らはすごくすごく頑張ったんだな~
って思います。
でも、すごくすごく頑張ったのは、代表になれなかった数多くの選手も同じです。
そこに実力差があった場合は除いて、
結果につながるかつながらないかを大きく分けるもの。
それが怪我ですね。
アスリートにはつきもののように言われますが、大きな勘違いです。
現実的ではありませんが、怪我を完璧にふせぐことが出来たら、
2020の東京オリンピックは、もっともっとメダルが増えると思いませんか?
完璧に防ぐことが現実的でないと言いました。
でも、怪我をしそうな状態を見過ごしているといつかは怪我をしますし、
そうでなくともパフォーマンスは向上するはずもありません。
本人とサポートは一体ですが、その一体が、
目隠しをして、崖に向かって歩いていってる姿を感じることがよくあります。
せめてその目隠しをはずしましょう。
まず、怪我にも二つあります。
一つはアクシデント。二つ目は故障。
アクシデントは仕方がないとしても、
故障は体の使い方の問題です。
少し休んで痛みが無くなっても、やりだすとまた痛くなります。
このときはまだ、組織の損傷は起こっていませんが、
だましだまし使うことで、いずれ靭帯損傷、疲労骨折となるわけです。(これが崖)
ちなみに怪我からの復帰というのは、
怪我をすることで体の使い方が変わるからです。
バドミントンの奥原希望選手が復活劇を遂げました。
今回、それを知らないで初めて試合を見た時、
そのきれいな体の使い方に感心してしまいました。
両膝の半月板損傷で2年にわたって戦列を離れていたそうですが、
ある意味納得しました。
膝に負担を掛けないように股関節で床からの衝撃を受けることを
体が自然に覚えたのだと思います。
いえ、そのようにどなたかの助言があったのだと思います。
話を戻しますが、
体の使い方の問題は、アスリートにとって競技の技術と並行して取り組んでいくことが、
より結果を生みます。
かなーり地道なことなのですが、あきらめないでください。