足を組む、首を鳴らす。
これらを自分で何とかやらないようにするのが、
とても困難であることは、当てはまる人にはよくよくご承知のことだと思います。
何年も続けてしまっているので、思っているより簡単でないことも、理解されていると思います。
まして、それがとてもひどい肩こりの人や、慢性腰痛を抱えている人にとっては、
もはやより切実な悩みとなってしまっているでしょう。
そんな首を鳴らしてしまうことがやめられない人や、
足を組まないようにしてるけれども組んでしまう人には、
ちゃんと取り組めばそれらは確実に改善することをわかってもらいたいと思います。
昨日いらっしゃった患者さんで、これを克服した人がいます。
その方も首を鳴らすのが相当な癖になってしまっていて、
つらいのにやめられない状況でした。
最初は、施術してもどうしてもやめられないのが続いていましたが、
首や頭蓋骨、背骨、骨盤、股関節と全体のバランスが少しづつ整ってきたとき、
鳴らす回数が減ってきました。
ご本人も鳴らさないようにできるようになってきました。
この時点までくれば、どんどん首のつらさは良くなってきます。
そして鳴らしたくなることも、どんどん減ってきます。
今はまだこの段階ですが、
最後は、どうしてあんなに鳴らしていたのか分からないと言うぐらいになります。
自分の身体は、今感じていることが当たり前ではなく、
よくも悪くも変わっていくものだと理解することは、
ある意味信心に近いものかもしれません。
でも、今から先もその身体で生きていくのだから、
少しでも良い方向への矢印を向けてあげていってください。