2019年7月18日(木) 肥塚
言葉にも価値があり、使うタイミングや場面においては、
その価値は上がったり下がったりします。
はやり言葉は、その時代には心に刺さるものでも、
使われれば使われるほど、チープな響きになっていきます。
『リベンジ』という言葉は、今でこそ何かの失敗に対するやり直しぐらいのニュアンスでも使いますが、
最初は、スポーツ界での雪辱戦という限定されて使われていました。
1999年の流行語大賞になったその頃は、とてもカッコいい響きでした。
その言葉のカッコよさが、よみがえったような試合でした。
それは、先週行われたボクシングミドル級の村田諒太選手の王座奪還戦。
年齢、一度負けた同じ相手、リベンジマッチの勝率が極めて低いというデータ。
応援者以外で、勝てると思っている人がどれだけいたでしょうか?
結果は2ラウンドKO勝利でした。
長期戦でスタミナ勝負がスタイルの村田選手が、1ラウンド目からスタートダッシュ。
2ラウンドで一度ダウンをとった後も、全く躊躇なく勝ちにいきました。
気持ちが恐れを上回ったとき、
リスクという確率論が動きだします。
成し得るためには気持ちが大事だと
頑張る気持ちに勇気を与えてくれたような気がします。
肥塚
ちなみに、インタビューで出てきた村田選手の南京都高校は、
僕の母校に近いエリアにあり、東洋大学は朝霞キャンパスが近所です。
めちゃめちゃ親近感を感じます。