施術の現場では、目からウロコということが珍しくありません。
普通だったことが普通でなくなるからです。
先週にお見えになった方の主訴は、
慢性的な左の肩こりでした。
肩こりは、こちらに見える最も一般的な主訴です。
が、左側だけそして痛いとなると、これは一般的ではありません。
本人は、もう何年も(何十年という人はまた別)この状態で、
みんなこんなものなのかと・・・
だとしても、ちょっと今つらすぎるし・・・
今からこのつらさだと先が思いやられる・・・
症状に対するその人の評価と、診る側の評価が違うことがあります。
身体の感覚は、人と比べることができませんが、
診る側は、正常、通常、自然と比較して判断します。
今回の方は、一般的な肩こりいうよりも、
左側の支持機能の低下→肩関節の亜脱臼からくる首・肩の痛みだと判断しました。
支持機能の低下は、見た目、触診に加えて、
10年前の左膝の怪我ということで、確定とさせていただきました。