この間、道を歩いていると前から子供を抱っこしているお父さんが見えてきました。
2歳から3歳ぐらいの男の子で、抱っこ紐ではなく、手荷物もありました。
これぐらいになっても子供は抱っこしてもらいたいし、
どこかに向かうとなると、子供の足でのんびり歩くより抱っこした方が早い。
そんな感じの親子とすれ違ったときに、子供が何やらつぶやいています。
「くーつー、くーつー。 」
何も考えずほほえましく聞いてたのですが、
少し先に小さな靴が落ちているのが見えました。
振り返ると子供が目でその方向を見ています。
あわてて靴を拾いに行き、お父さんのところまで戻りました。
足をぶらぶらさせて靴を落としてしまうことを、
子供のこととしてほほえましく思えるのも、
そんな時期をとおに過ぎてしまったからでしょう。
楽な抱っこの仕方とか、いつまで抱っこすればいいのかという、
そんな話でなくてすみません。
肥塚