メニュー

body

日常と身体

下からの少子化対策

20年09月22日

秋の4連休最終日。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

新政権の目玉の一つに、不妊治療の保険適用が出てきました。

その高額な治療費に若い世帯の経済は疲弊し、

途中もしくは最終断念させられるケースも少なからずあります。

少子化対策と、歓迎されても否定されることのない目的にあって、

世間の注目は集まります。

 

しかし、

最終的には授かりものとして結果にコミットしない不妊治療が、

保険適用になれば懸念されることはないのでしょうか。

 

今日の産経新聞の12面。

Q卵巣未分化胚細胞腫、残存卵巣を切除すべきか

読者からの相談に医師が答える紙面4分の1強を占める記事を見ました。

 

https://www.sankei.com/life/topics/life-36635-t1.html

 

主題の始まりから経過が説明されている中で、

腫瘍のある卵巣の反対側の『卵巣茎捻転』があったという記述。

「卵巣茎捻転は、卵巣の栄養血管が通過する卵巣間膜が360度ほど、何らかの原因でねじれるもの」

 

ついこの間、

施術の中で、この何らかの原因について患者さんとお話しする場面がありました。

 

整体・カイロの現場では、

股関節のトラブルが卵巣への影響を感じることが、実に多くあります。

内科と整形は全く別れているので、医療の現場で相関関係を指摘されることはありません。

卵巣を診る婦人科は、卵巣を診て股関節を診ることはなく、

股関節を診る整形外科は、股関節を診て卵巣を診ることがないからです。

 

しかし、

私たちが感じる股関節から卵巣への影響というのにも問題があります。

医学的根拠やエビデンスというものがそもそもありません。

 

経験的に培ってきた私たちの感覚を根拠とできるのは、

患者さん側の理解があってこそなのですが、

この方も左の股関節のトラブルがあったことは想像に難くはありません。

そして、2月に内科クリニックで便秘と診断されたもっと以前からそれはあります。

腰痛や股関節の周囲の疲れやすさなどですが、

ご自身では気が付かないうちに内科的に影響し続けるものです。

 

将来的な妊娠・出産のためにはもちろんですが、今現在お悩みなのであれば、

整体・カイロも考えるというのは、決して非合理的ではないと思います。

家計にも国の財政にも、なにより身体の負担面で・・・

 

言いたいことがたくさん出てきて、

肝心のテーマから外れて終わってしまいました。

テーマの結論は、

保険適用で、受診ハードルが下がるのはいいことばかりではないのかもということです。

自分自身の身体のことを将来のこととして考えていくこと。

これが安易にならなければいいのですが・・・

日常と身体に戻る≫≫