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日常と身体

5分走れますか?

20年11月05日

患者さんとのおしゃべりにも、意図・目的があります。

 

上記の質問は、中高年の方に、足腰の弱り方を聞いているのではなく、

運動履歴のない方に、今の自分の体力の認識度を聞いています。

 

運動している方は勿論、今は運動していなくても中学や高校で運動部だった方は、

5分ぐらいは走れるという認識をされていると思います。

 

しかし、苦手、もしくは嫌いだった高校体育以降、運動と全く縁のない方にとって、

5分走れるかどうかは、想像でしかありません。

自分の体力というものを、全く知らずに20代、30代を過ごしています。

 

身体はいつかは衰えていきますが、

40代以降、運動の必要性を身体で感じてきます。

それまでは、頭で運動不足を認識しつつも、危機感までには至りません。

そして、40代でも放置していると、50代ではよっぽどのきっかけがない限り、

始めることはないでしょう。

 

『ロコモティブシンドローム』

『フレイル』

 

ほとんどの中高年の方は、この言葉をご存知だと思いますが、

20代、30代では中々耳に入ってきていないと思います。

それは、自分に関係のない言葉だからですが、

自分の今の体力が今後20年、30年かけて推移していく結果になります。

 

運動のある生活にシフトする。

この課題が、持続可能な社会を作ります。

 

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